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コラム・日記

長谷川晃大 連載コラム 「気ままに新世代論」② 2015年8月7日

第2回 新しい時代のリーダーシップについて考える

最近、人事の皆様とのコミュニティや、大学生の皆さんと「新しい時代のリーダーシップとは?」という問いを立て、意見交換する場を設けています。とてもユニークな意見が飛び交いますが、何となく皆さんの中で共通した方向性があるような気がしています。そうした場のたくさんのご意見も踏まえて、私なりに「新しい時代のリーダーシップ」について考えてみたいと思います。

ずばり、「目的があってもなくても人が動く現象全て」を「リーダーシップ」ととらえていくというのが私にとっての「新しい時代のリーダーシップ」です。もはや「リーダーシップ」という言葉が適切かどうかわかりません。かなりシンプルに考えていくことが、複雑かつ柔軟に集団が動いていくために必要なのではないかと考えているのです。

先に提示したリーダーシップの定義を前提にもう少し例を挙げてみたいと思います。
(A)赤ちゃんが突然泣いた。(B)そのことによって母親がやさしくなだめてくれる。(A)によって(B)がおこるという図式において、この赤ちゃんと母親の間にリーダーシップとフォロワーシップが存在することになります。

一般的にリーダーシップの定義は「ある目的に向かって人を導く行為」です。例示した赤ちゃんの例がその定義と異なるのは、目的が存在していないことです。目的が存在しないリーダーシップとはリーダーシップなのか?私も疑問です。代わりの言葉を創造していくべきかもしれません。ただ、この感覚でリーダーシップを捉えていくことが、多様性を重んじ、個々に自律と柔軟な動きが求められる時代にとても肝要な気がしているのです。この感覚とはつまり、ある触発によって人は影響を受け、動くという極めてシンプルな感覚でリーダーシップをとらえていくということです。

そのためには目的があってもなくても構いません。人が織りなす、すべての触発的刺激が互いに影響しあい、有機的につながりあうことで事が起こっています。全ての人はリーダーであり、同時にフォロワーでもあり、それが瞬時に入れ替わり続けることで組織の行動が生み出されているはずです。組織だけではなく、社会全体を見てもそうではないかと思うのです。非常に狭義で、細かい動きを表現してリーダーシップと言っていますが、この狭義なリーダーシップの在り方にアウェアネスを持つ(意識を向ける)ことが求められているように思います。

これを前提に考えると、よりよいリーダーシップを実践していくためには、欠かせない要素があるように思います。それは「意図」です。つまり、どのような意図をもって存在し、行動するかがその触発的な刺激の質を変えていくことになると考えているのです。プロセスワークの創始者であるアーノルドミンデル氏が「メタスキル」と表現しているものがこの「意図」に相当していると思います。常に周囲への感謝を忘れないという意図をもって日々過ごしている方であれば、全ての行動にそれが反映し、感謝から生み出されるリーダーシップとフォロワーシップが生まれているはずです。

その方が何か行動を起こしたわけでなくても、その方に対して「何かしてあげよう」、「サポートしよう」という周囲の行動が引き出されることがあります。新興国の子供の未来を支援したい、それが自分の使命だという強い意図をもって行動している方であれば、同じ意志を持った人たちや情報が集まり始めてきます。意図から行動が生まれ、また意図を持つからそのあり方に賛同したり、支援してくれる人が集まります。意図は共感を通して別の意図と重なり、それがやがて大きな輪になって行くというわけです。

このように考えると、よりよいリーダーシップが日々起こるためにでは、意図を磨き上げることが欠かせないということになります。そのためには意図の源泉をしっかり見つめていかなくてはなりません。では、意図の源泉はどこにあるのでしょう。それはオーセンティックな自分自身の中にあるように思います。前回のコラムで書いた「自分とつながる」ことは、自身の自然なあり方を深く見つめ直し、よりよいリーダーシップを起こしていく源泉を探求していくことにもつながります。

自分は誰の何のために何を未来につなげたいと考えている人なのか、そして何を大切に生きる人なのか、これが明確になっている人達が時にリーダー、時にフォロワーとなりながら、周囲と有機的につながり、大きな出来事を成し遂げる。新しい時代のリーダーシップとは、そんな風に互いの意図を体現しあいながら、壮大な編み物を唯一無二の様々な色の糸で織りなしていく姿なのかもしれません。

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