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コラム・日記

【リフレクションラウンドテーブル世界大会 リポート】
2日目オープニングセッション・10月6日 2016年11月8日

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  • リフレクションラウンドテーブルの設立経緯
  • ヘンリー・ミンツバーグ教授からのメッセージ

     二日目の最初は、世界的経営学の権威であり、
    コーチング・アワセルブズの創設者であるミンツバーグ教授とのWEBセッションから始まった。
    「混乱した時代には、強力なリーダーシップを求める声も大きくなるのではないか」
    という問いから、リーダーシップとマネジメント、そしてコミュニティについて、
    教授からメッセージが語られた。

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     リーダーシップを求めすぎて、マネジメントがおろそかになっていると教授は指摘する。
    偉大なリーダーやヒーローが何かを変えるというのを待つのではなく、
    大事なのは日々の中で何が起きているのかを理解し、向き合うマネジメント。
    そこをおろそかにしてはいけないという。
    そのためには、日々の経験から学びあうコミュニティが重要だ。
    オーナーシップやリーダーシップは、個人にフォーカスされているが、
    組織にはコミュニティシップが必要だ。
    互いに敬意を持ち、信頼し合い、助け合うコミュニティシップが、組織を変えていく力になる。
    かつて日本ではこのコミュニティシップが強い企業が多かった。
    それが薄れている。しかし、無くしたわけではない。
    コミュニティは自然な関係から生まれるもの。お互いを知り、理解することから生まれるものである。
    リーダーシップが必要ないといっているわけではない。
    良い企業には、良い組織風土がある。
    それはリーダーシップが発揮されなければ、形成も維持もされない。

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     こうしたミンツバーグ教授からのメッセージを通じて、
    なぜ、コミュニティシップという概念が今の組織にとって必要なのか、
    そのコミュニティシップを生み出す場としてのコーチング・アワセルブズの意味を
    再確認することからスタートしたのである。



    コーチング・アワセルブズの設立経緯

    次に、コーチング・アワセルブズ・インターナショナル代表のフィル・レニール氏より、
    コーチング・アワセルブズ設立の背景と思いを語っていただいた。

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     フィルはモントリオールにあるソフトウェア会社でマネジャーをしていた。
    ところがドットコム・クラッシュがあり、業績が悪化、レイオフをしなければならなくなった。
    職場に来て、仕事が楽しくない、本当にこのままでいいのか、
    楽しく仕事がしたい、どうしたらいいのかと悩んでいるとき、
    ヘンリーのことを思い出し、相談しにいった。

    するとこの本を読めといって、「MBAが会社を滅ぼす」が渡された。
    そこには、IMPMのマネジャーのための「内省と対話」のプログラムが説明されていた。
    「これだ。これを私たちマネジメントチームで実施して、
    自分たち自身がもっと良いマネジャーになろう、
    前向きになれるようにしたい」と考えた。
    最初は、そんなことをするなんて、クレイジーだ。時間の無駄だ。
    どうせ来週になれば忘れるよ、と言われ、前向きにはなってもらえなかった。
    ところがテキストをヘンリーから送ってもらい、
    内省と対話のセッションをスタートしたところ、
    続けていくうちに徐々にみんなが変わってきた。
    仕事を通じて喜びを得たい。お互い助け合うことで、変わりたい。
    ビジネスプロセスを変えよう。別のマネジャーとも話そう。
    こうして、コーチング・アワセルブズがスタートしたのである。

    日本でのコーチング・アワセルブズの導入

     フィルとともに、日本での導入、立上げを行ってきたのが、ジェイフィール取締役の重光直之である。
    重光がヘンリーやフィルとどう出会い、どのような思いで、日本で立ち上げることになったのかを語った。
    当時、重光自身もマネジャーとして悩んでいた。
    自分がどう振る舞い、どう向き合うことが、自分も組織も元気になることにつながるのか。
    いろいろな識者やプログラムを調べる中で出会ったのが、このIMPMのプログラムであった。
    彼はモントリオールのヘンリーの家を訪問する。

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     そこで出会ったのがフィルだった。
    彼も同じように、マネジャーを元気にしたいという思いで、IMPMのプログラムを元に、
    コーチング・アワセルブズを立ち上げようとしていた時で、所属も名刺もなかった。
    彼が渡してくれた手書きの名刺をパソコンの横に置き、
    彼とビジネスパートナーとなり、自分のこれからの人生をかけて良いのか悩んだ。
    しかし、ヘンリーも含めて、彼らの人柄を信じた。

    翌年、ジェイフィールの設立とともに、コーチング・アワセルブズを
    日本ではリフレクションラウンドテーブルという名称にしてスタートする。
    IMPMの卒業生でもある富士通グループの飯島健太郎氏の助けを得て、
    日本向けにテキストをカスタマイズし、ノウハウを学びながら、
    マネジャーを元気にする、コミュニティシップを生み出すプログラムとして導入していく。

    最初に驚いたのは、何週間かすると、マネジャーたちが集まってくるだけで元気になっていく、
    表情が変わっていくことだった。
    感情焦点化療法を学んだことがあったが、互いの感情に焦点を当て、
    評価することなく受け入れる中で心理状態が良くなる、
    そういった心理療法なのかもしれないと思えたという。

    さらにセッションを繰り返していくと、感情が変わり、関係が変わる、
    コミュニティが出来上がっていく。コミュニティが出来上がると、
    さらに前向きなやる気が沸いてくる。
    何とかしたい、改善したい。これが一歩踏み出す行動を生み、組織開発、組織変革につながる。
    こんな実感が、日本で多くの賛同者、共感者を生み、
    ここまでの拡がりにつながったのだということを説明した。

    内省と対話の本質

     1日目に登壇いただいたジョナサン・ゴスリング教授に、
    内省と対話の本質について、数多くの絵画を見ながら、その世界観を一緒に体感していった。
    最初に1842年にターナーが描いたベニスの風景画を紹介してくれた。水面と建物と雲と空・・・。
    これらが織り成す風景が輝いて見える。光を描くというのは不可能なのだという。光の効果を描く。
    内省と対話も、同僚や友だち、マネジャーなど、理解してくれる人たちと一緒になることで、
    そこに光の効果を描ける。新しいことに気づかせてくれる。
    自分の仕事をどう楽しむのか、より良く物事を行えるようにするのか。
    そのためには調和が必要だ。これが知恵になると語ってくれた。

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     次に、1873年にティソットによって描かれた船上パーティの絵画を紹介してくれた。
    すべての人たちが幸せな顔をしているわけではない。
    一緒にいても孤独感を感じているのかもしれない。社会とはそういう部分がある。
    その孤独感を持ち寄り、場が形成されていく。
    こうした絵画を紹介しながら、そこに自分と向き合い、自らに問いかけ、
    考えている姿があること。そこに、孤独な人間たちがつながりを見出し、
    光を見出すことができるかを、一緒に考えていった。
    リフレクションとは、折りたたむ、折り返すという意味。光と影、表と裏がある。
    それを折り返し、折りたたむ中で、形が生まれ、意味が生まれていく。
    この営みの奥深さを感じるセッションであった。

    1日目のリポートはこちら

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