先日開催した「リフレクション・ラウンドテーブル体験会 組織変革事例紹介セミナー」ではゲストにノボ ノルディスク ファーマ株式会社 人事総務本部 人材開発部 部長の馬場 美由希様をお迎えし、組織変革への取り組みについてお話頂きました。
質疑応答では
「なぜリフレクション・ラウンドテーブルを選んだのか」
「上司をどう説得して導入したのか」
「成果をどう計っているのか」
と次々に質問が飛び出しました。
いずれの質問にも馬場様からは明確な答えがありました。
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社のWayには「全ての人々を尊重します」という項目があり、
元々「部下を大事にする」という文化は根付いている会社です。
しかし、競争が激化する環境下では「部下を育てる」という点の強化、組織風土の変革が必要だとリフレクション・ラウンドテーブルを導入しました。
リフレクション・ラウンドテーブルを選んだ理由は、個人を対象とした2~3日の机上の研修ではなく、「職場での実体験 」が不可欠で、その体験の交流が大きな学びを生むということを、
馬場様がこれまでの経験の中で知っていたからだと言います。
同社では最初にパイロット版としてリフレクション・ラウンドテーブルを導入しました。
参加者たちの変化は、部下とのコミュニケーションの取り方、部下育成に対する考え方に見られ、
また、部下たち自身の自主的な成長へと繋がっていきました。
参加者同士のコミュニティが「何でも話せる安心安全な場」となり、
本音で語り合うことがさまざまな気付きを生むことがわかったため、
今では一気に全社へ導入しています。
熱い思いを持ちつつも、3年間での展開イメージを冷静に描き、大胆に実行する。
組織を変えていく3つの要素をそこに見ることができました。
「魔法の杖なんてない。
しかし、今変革しなければいけないところはわかっている。
その解決策としてこれがベストと、パイロットの成果が思わせてくれました。」
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社は今、さらに成長し続けるために動き出しています。