ジェイフィールのメールマガジン 感情ルネサンス
~仕事が面白い 職場が楽しい 会社が好きだ~
★☆人や組織の幸せとは何か、その先にある社会の幸せとは何かという、根本的な問いが未来を切り拓いていく★☆
平素よりメールマガジンをご覧いただき、
誠にありがとうございます。
ジェイフィールの山田です。
5月29日に開催した『人、組織、社会の関係を根本から問い直す』イベントはジェイフィールが創業当時から大事にしてきた「当たり前を問い直す」ということをテーマにしたものでした。
人や組織の幸せとは何か、その先にある社会の幸せとは何かという、根本的な問いが未来を切り拓いていくのではないかと代表の高橋からもメッセージを投げかけました。
参加してくださった皆さん一人ひとりが「自分はどう生きるのか」を問い直す場にしたいという思いは、会場の空間づくりにもありました。
会場の装飾は原宿にある生花店、ローランズさんにお願いしました。
ローランズさんはスタッフ60名のうち、45名が障害枠スタッフです。
「多様な人材が認め合い活躍できる社会」を目指し、障がいや難病等と向き合う人々を積極的に雇用することで、多様な人材が活躍できる社会を目指しています。
ローランズさんの「仕事×社会課題」という理念が、ジェイフィールの思いや当イベントのテーマとつながり、会場を飾っていただくことになりました。
また、日ごろからジェイフィールのオフィスに来てくれたり、研修を一緒にやってくれているNPOやベンチャー企業の皆さんと企業セクター、行政セクターの皆さんがつながれたらいいという思いも持っていました。
大きなことはできませんでしたが、会場内にチラシを設置し、懇親会では取り組みを紹介していただく場を設けました。
こういったセクターを超えたつながりの場は、今後も作っていきたいと考えています。
8月27日に開催する経営×持続可能な地球社会を問い直す』というセミナーは、「人間が人間らしくあるために」というSDGsの本質をテーマにしています。
SDGsという言葉は広まり、取り組まねばならないという認識を持っている人や企業は増えていると思います。
しかし、「ねばならない」で本当に継続していけるものでしょうか。
本当の意味での「サステナビリティ」は、「人・組織・社会の関係を根本から問い直す」に通ずるものです。
当セミナーでは、「ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する」をミッションとするPatagonia日本支社で、10年間戦略策定ファシリテーターをしてきた廣水乃生さんをゲストに迎えます。
Patagoniaは2011年11月25日のニューヨーク・タイムス紙に『Don't Buy This Jacket』という広告を載せました (自社のフリースの写真とともに) 。
これは大量生産・大量消費への警笛として、「本当に必要なものかよく考えて買ってほしい」というメッセージが込められたものでした。
このセミナーをきっかけに、一人ひとりが「自分はどうするのか」「どう生きたいのか」ということを考えて頂けたらと思います。
ぜひ、一緒に考えていきましょう。
【目次】
1)経営×持続可能な地球社会を問い直す
~人・組織・社会の関係を根本から問い直すシリーズ~
2)ヘンリー・ミンツバーグが生んだプログラム
リフレクションラウンドテーブル体験会
3)三つの世界ラウンドテーブルのご紹介セミナー ~指すその先の未来~
4)マネジメントハプニングス ファシリテーター基礎講座◇1dayコース◇
~ 「内省」と「対話」におけるファシリテーターの基礎を学びたい方へ!~
5)編集後記
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1)経営×持続可能な地球社会を問い直す
~人・組織・社会の関係を根本から問い直すシリーズ~
このような方にオススメ
・この社会変化の中での自社のビジネスの持続性を本気で実現したい経営企画部門ご担当
・サステナビリティの本質を理解し、自身や組織の取組みを考えたい方
・持続可能性を実現するビジネスを組織に浸透させることに関心のある人事・組織開発担当者
2015年に国連で採択されたSDGsの推進も全世界で着々と進み、グローバルレベルでビジネスとサステナブルな地球社会は不可分な時代に突入しています。
その一方で遅れを取っていると言われる日本。まだまだCSRの一環のままで本格展開が難しいと思っている企業も多くないでしょうか。そして、社員一人一人にとっては、「サステナビリティ」というテーマは大事だと思っても自分の仕事とは結び付きづらく、距離を感じてしまうなんてことも。もちろん時代の流れからすると、「すべき」あるいは「ねばならない」という認識で取り組む側面はあるかもしれません。しかし、本当にそれでよいのでしょうか。
今回は環境課題解決に積極的でSDGsの観点でも先進的な企業である『Patagonia』日本支社で、10年間戦略策定ファシリテーターをしてきた廣水乃生さんをゲストとしてお招きし、今一度"サステナブリティ"の本質を問い直し、組織として何をどうしていけば良いか
について共に考えていく時間にしたいと思います。
【アジェンダ】
・オリエンテーション
・SDGsの本質:人間が人間らしくあるために
・サステナブルを取り巻く社会の動向・なぜ形だけのSDGsは淘汰されるのか
・SDGsのビジネス金融への本質的影響(SDGsパリ協定包囲網)と
『Business Transformation』の必然性について
・どのように組織は向き合うべきか・全体最適・ヴィジョン×バックキャスティング
・Sustainabilityのビジネス必要条件
・Q&A
・対話:土台となる組織にどう働きかけていくとよい
【ゲスト】
廣水乃生氏
サステイナビリティ戦略クリエイター
『2030SDGs』公認ファシリテーター
『Patagonia』日本支社の戦略策定に10年間関わった唯一の外部ファシリテーターであり、それらの知見と経験を基に、
2018年12月より将来世代のためにSustainabilityの実現を目指し、本格的に活動を始める。
SDGsを巡る多岐に渡る内容の全体像や構造などを、ビジネスや金融、自治体や市民がそれぞれ何をしたらいいかを機能性効果性から
わかりやすくまとめ、東京・大阪・京都・福岡など全国各地でジャンル分野を問わず講演・研修・イベント登壇で好評を得ている。
持続可能な社会を推進する人たち(企業や個人かかわらず)が加速する戦略を共にクリエイトし、内部リソース化している。
クリエイターの活動として、学び啓蒙だけでなく、 持続可能な活動がさらに増えたり加速したりするデザインをプロデュース中。
【ファシリテーター】
ジェイフィール コンサルタント 長谷川晃大
【日時】
2019年8月27日 13:30~15:30(開場 13:00)
2019年9月27日 13:30~15:30(開場 13:00)
※どちらも同じ内容です。
【会場】弊社オフィス コミュニティスペース
【お申込み】https://www.j-feel.jp/seminar/detail/post_118.html
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2)ヘンリー・ミンツバーグが生んだプログラム
リフレクションラウンドテーブル体験会
リフレクションラウンドテーブルでは、 自分のマネジメントに真摯に向き会うと共に、参加者同士の関係を深めていきます。 この2つが、マネジャーの力になり、マネジャーと組織の自主的な変容を促して行きます。
2007年からスタート、ここまで、約50社1500名のマネジャーが参加してきました。
12名のマネジャーが、週に1回集まり、75分間、内省と対話を30回繰り返して行きます。
内省を習慣化することによって、理論と実践を結びつけることが可能になり、マネジャーの行動を変えていきます。
また、マネジャー同士が互いにアドバイスを重ねていくことでコミュニティが形成され、組織変革の起点を築いていきます。
◆◇リフレクションラウンドテーブルの特徴◆◇
1.ヘンリー・ミンツバーグ教授の開発プログラムです
2.継続的なワークショップで、リフレクションを習慣化します
3.世界中の経営学者の最新コンテンツが提供されます
4.共感の連鎖が生まれます
5.変革行動が引き出されます
**************プログラム受講者の声**************
教えられる場ではなく、勇気がわいてくる場だった
自分の経験から学ぶことを知った。
傾聴し観察し感じる力をつけたいと思った
リフレクションとは俯瞰的な目で自分を見ることだった
【日時】
2019年8月7日 (水)14:00~16:30
2019年11月12日(火)14:00~16:30
3月にも開催がございます。詳細はHPをご覧ください。
【会場】弊社オフィス コミュニティスペース
【詳細・お申込み】https://www.j-feel.jp/seminar/detail/post_114.html
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3)三つの世界ラウンドテーブルのご紹介セミナー ~指すその先の未来~
世界中の幹部管理職向けに提供されてきた「ラウンドテーブル・東京版」(日本語版)が、この秋、ジェイフィール主催ではじめて開催。
それに先立ち、「ラウンドテーブル」の運営責任者であるミリアム・ゴスリング氏が来日します。
9月後半からケニア・ナイロビ(お申し込みサイト)で開催される「若手ユース&NPOコラボ版」、及び、来年4月開催の「英国・ブリストル版」の三つのラウンドテーブルに関してご紹介するセミナーです。
その上で、ラウンドテーブルが目指すその先の未来を、マネジメントと組織、企業と社会、リーダーシップとコミュニティシップ、キャリアと人生など、様々な視点から議論します。
【登壇者】
・ミリアム・ゴスリングさん(Pelumbra)
・稲川雅也さん(All About Africa,Tokyo Africa Collection)
【構成】
三つのラウンドテーブルのご紹介 18:30 - 20:00
・ナイロビ版 9月開催(9/22-9/26)
・東京版 10-11月開催(10/31-11/1, 11/8-11/9)
・ブリストル版 4-5月開催(4/26-5/1)
【主対象者】
18歳以上のすべての方(就活で悩む大学生~企業幹部&人事担当者~NPO関係者~組織開発や人材開発、リーダー開発にご関心のある方~過去ジェイフィールのイベントに参加された方)
【司会進行&スピーカー】佐藤将 (株式会社ジェイフィール)
【日時】2019年8月29日(木)18:30~21:00
【会場】弊社オフィス コミュニティスペース
【詳細・お申込み】https://www.j-feel.jp/seminar/detail/30_1.html
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4)マネジメントハプニングス
ファシリテーター基礎講座◇1dayコース◇
~ 「内省」と「対話」におけるファシリテーターの基礎を学びたい方へ!~
●マネジメントハプニングス 1Dayコースとは(通称:マネハプ)●
当講座では、マネハプを社内で進めていくために必要な知識と、その実践を体感して学んでいただけます。
マネハプはとてもシンプルなセッションですが、本質的な「内省」と「対話」ができるようになるための効果的なファシリテーションのやり方があります。
ファシリテーターとしてのあり方や、何を大事にすべきかを学ぶことで、セッションの質が高まり、マネハプが組織に及ぼす影響力も変わるはずです。
ここで学んだことは、マネハプに限らず、リーダーシップを発揮する様々な場面で有効となるでしょう。
1Dayコースでは、プログラムの背景にあるマネジメントの権威ミンツバーグ教授の立ち位置や理論のポイントを理解し、組織開発を進める社内ファシリテーターに広く役立つ内容になっております。
また、マネハプを社内に拡げていくことで、職場での心理的安全性を高めることが期待できます。
●大事なことは「自分らしい」ファシリテーション●
この講座のキーワードは、「自然体(good nature)」です。皆が等しく同じタイプを目指すのではなく、自分が本来持っている、自然とにじみ出る「自分らしさ」を引き出し、磨いていくことを大切にしています。
講座は経験から学び、対話で深める形式で進めます。
是非、深く、楽しいファシリテーションの道を共に探求しましょう。
【日時】
2019年10月10日(木) 9:30~17:30(開場9:15)
2020年1月22日(水) 9:30~17:30(開場9:15)
【参加費】¥80,000(消費税別)*昼食がついています
【会場】弊社オフィス コミュニティスペー
【詳細・お申込み】https://www.j-feel.jp/seminar/detail/_start2018_1day_1.html
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5)編集後記
2007年に発売された各メーカーの携帯電話を並べて、「どの携帯がどのメーカーのものかわかりますか?」という質問に100%正解できる人は、ほとんどいないらしい。
携帯電話を作っていたメーカーの人でも、間違えるとか。
なぜか。
どれも同じようなデザインだからです。
機能も似たり寄ったりでした。
なぜか。
どこのメーカーも同じようにマーケティングをしていたからです。
ある時、「自分たちはこれがカッコイイと思っています」と言ってアメリカの西海岸からやってきた会社にあっという間にシェア50%を持っていかれました。
アップルはマーケティングはあくまでも手法のひとつと捉え、humanity(人間性)を中心に据えている会社です。
日本のメーカー各社は正解を出すためにマーケティングをし、正しく商品を作りました。
各社に感性があるはずなのに、それは横に置いてしまったわけです。
アップルは商品の先にあるストーリーを見せました。
iPhoneを持つことで変わるライフスタイルとか、人とのつながりとか、アップルの感性を生かした世界観です。
この話は先日私が参加したセミナー『アート思考から学ぶ~「モノより意味の時代」における競争優位~』(NTTコミュニケーションズ株式会社 C×4 BASE)にて、登壇者の一人である山口周さんから聞きました。
山口周さんと言えば、ベストセラーとなった著書『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書/2017.7.19)をメルマガで紹介したこともありますが、ミンツバーグ教授が言っている「アート・クラフト・サイエンスのバランスが大事」に共感していると言っている方です。
今はまだまだサイエンス偏重の時代なので、アートの重要性を説いていることが多いですが、アートが大事というよりバランスが大事と考えている点は、まさにミンツバーグ教授と共通しています。
日本企業は技術を駆使して正解を出すことに力を注いできました。
軽いとか、小さいとか、多機能とか、そういうことで世界のトップに上ってきたわけです。
しかしモノが溢れる今、求められるのはストーリーということになってきました。
不便で高価だけれども、その人にとっては意味があるもの。
それを持っているだけで頑張れるとか、懐かしさを感じるとか、癒されるとか。
それはその人の内側から出てくる感性というものです。
感性には正解がないので、自分がどう思うかということが判断の基準になります。
「いいと思った」から選ぶということです。
しかし私たちは学校教育においても、社会に出てからも、常に正解であることを求められてきたので、自分がどう思うかを判断の基準にすることがどうも苦手なようです。
海外で賞を取った映画とか、アメリカで売れたアーティストとか、行列ができるスイーツとか、そういった世間的な評価に判断を委ねがちかもしれません。
誰もいいと言わないけど、私はいいと思う!と言えるようになるためには何が必要なのか。
自分らしさなのか、想いなのか、信念なのか...
皆さんは99人が「NO」と言ったものに「YES!」と言えますか?
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