佐藤 将2020.03.06
23.Your Tale 〜やさしさ故の物語〜
『みんなやさしいのですね』
Jスクールを受講したWELgee(難民支援NPO)のインターンだった大学生、久留島さんのコメント。
「自分がなぜ難民の方にコンパッションを感じるかわかって」
「最終日、一人ひとりの発表を聞いて」
「みんな、それぞれ、コンパッションの対象があって」
「以前は、なぜ多くの人が難民問題に無関心なのかわからなくて・・・」
「みんな冷たいなと思っていたけど」
「みんな、それぞれやさしい、というのがわかった」
「今後、どうこの問題を訴えていくか、方向性が変わりました」。
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『きっかけはいつも不意打ちで』
もう一人の受講生で、社会人2年目の河原さんのコメント。
「自分は、これまで、その場で何を期待されているのか、わかって」
「常にその場を何とかしよう、貢献しようと思って」
「そういう自分で居続けたかったから」
「意識して、行動してきたけど・・・」
「今回は、それを止めて」
「ただ自分に素直に感じたことを伝えた方がいいなと思った」
「それはとても心地よく」
「そんな機会は、少ないかもしれないけど」
「人は、成長しようと意識した時に成長するのではなく・・・」
「きっかけは、いつも不意打ちで」
「毎日、毎日、タスクに追われて自分を見失いがちな日々だけど・・・」
「いつでも、それを受け取れる準備をしておくことが大事だと気づいた」。
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「覚えていますか?」
「あなたが、オーセンティックを取り戻した時のことを?」
「気づけましたか?」
「何が、あなたを、オーセンティシティから遠ざけていたかを?」
「あなたの、どんなやさしさが」
「あなたを、オーセンティシティから遠ざけていたかを?」―
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振り返れば
それはいつも
オーセンティックな人との"出会い"だった
自分をオーセンティクに戻してくれたのは・・・
ふと外への旅をした時に"出会う"
オーセンティックな他者(異邦人)との"出会い"
世代を越えた対話をしていた時に"出会う"
オーセンティックな他者(次世代)との"出会い"
それはいつも不意打ちだけど
たまたまの偶然(happenings)だったのだろうか。
それとも避けられなかった邂逅(re-connect)だっただろうか
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『誰とも共感って、凄いワードですね』
この1月、エシカルなライフスタイルを学ぶオンラインスクール、AWAKE&(アウェイク アンド)を立ち上げた若手社会起業家、濱島さんの言葉。
「世の中には人の数だけ正義があると思いますが」
「本当にどんな立場の相手にも怒ったり、イライラしたりすることのない大きな人間になれたら」
「きっと見える世界は変わるだろうなと思います」
「エンパシーを意識して」
「誰とも共感できたら」
「私たちは、みんな、もっとエシカルなライフスタイルに変われると思います」。
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エシカル分野の方々の話を聞いていると、気づかされる
「地球は狭くなった」のだと。
そして
「地球は丸く」
「一つのシェアハウス」なのだと。
「オーセンティックもまたコンテージアス」なのだと。
もしかしたら
多くの人が
「オーセンティックの連鎖」によって
"やさしさ"故の自分の物語に気づいた時
パラダイム・シフト(21世紀のルネサンス)が起きていくのかもしれない。
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まるで雪祭りの出し物のよう
氷に覆われていた自分の一部が
一瞬にして氷解する
そのきっかけも
ちょっとした
他者からの"やさしさ"なんだけど
その"やさしさ"の違いを
なんて表現すればいいのだろう?
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