【男女で女性活躍推進施策への認識に違いあり】女性活躍推進に関する意識調査 のプレスリリースを発信しました
女性活躍推進を行う理由は 男性「離職率の防止」女性「イノベーションの創出」 女性が重視する「活躍」を「推進」する事が企業発展の鍵に
和田 誠司2023.03.16
人と組織の変革を支援するコンサルティング会社株式会社ジェイフィールは、一般職・総合職の20代〜50代の女性会社員186名・男性会社員126名に、女性活躍推進に関する意識調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
【調査サマリー】
- 活躍のイメージは、男女ともに「より高い給与をもらえている」がトップであった。しかし、次点以降では認識の違いがあり、女性は「高い成果を上げている」「モチベーション高く働けている」と、仕事のやりがいを重視している。一方で男性は「より高いポジションにつけている」と、昇進昇格を活躍と捉えていた。上記のような活躍イメージの男女差が現状の女性活躍推進施策に反映されていないのではないかと思われる。
- 「あなたは、現在の職場で活躍していると思いますか」という問いに対しては、男女の意識に違いはなかった。ただし、男女ともに半分は活躍していない意識であることが分かった。社員の半分が自分の能力を活かしきれていない現状があるので、女性の活躍推進だけにフォーカスを当てるのではなく、社員全体の活躍推進を考えることが必要である。
- 女性活躍推進施策について、女性は71.3%、男性は66.2%が機能していると回答しており、男女の認識に大きな違いは見受けられない。女性が働く環境としては整備されていることが伺えた。ただし、男女ともに施策が「特に行われていない」という回答が1/4強あり、未だに女性が働きやすい環境を整えていない企業もあるようだ。
- 女性活躍推進施策を何のためにやっているのかという問いに対しては、女性は「イノベーション創出のため」、男性は「離職率の低下」「労働力の確保」と答えている。推察として、男性はこれまでの男性中心の仕事の仕方に対する問題意識よりも、「労働力」という観点を重視している傾向にあるのではないか。